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現代ドイツやイラスト、趣味の話をのんびり書きます

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シンガポールのヒョウ

長らくブログ更新をサボって、いつも通りだらだら生きております。
最近はシンガポールのレオパルト2A4SGの画像を集めていたので、ちょっと貼ります。

 冷戦の終わりに伴う軍縮で大量に余ってしまったレオパルト2A4はいろんな国に輸出され、今も多くの国が使っているのですが、さすがに古い戦車ということもあって近年様々な追加パッケージが開発されています。SGもそのパッケージの一つです。


手前がレオパルト2A4SG、奥がレオパルト2A4です。全体的に横幅がぐっと伸びたことが分かります。重量もオリジナル(55.1t)から5tほど増え、60t程度にはなっていると思われます。
 ところでよく90式とレオパルト2A4の砲塔は似ているというのが話題になりますが、こうして上から見るとだいぶ違う感じがしますね。

堂々の横太りと90式顔負けのシンプルな正面装甲が特徴的です。
砲手用サイトという2A4の弱点がどうにもなってないような感じがするのは愛嬌です。
近年はシンガポールやインドネシアにもレオパルト2は売り出されているので、いつか見に行きたいものです。

 ところで、画像漁りをしているとなんだか雰囲気の違う2A4SGに出くわします。

シンガポールの記念日に合わせた式典に登場したレオパルト2のようですが、正面装甲の左右両端が少し違う気がします。
大多数が上2枚の画像のようなスキっとしたハンペン顔なのですが、ちらほらこういう車両もあって不思議です。

 シンガポールはとても小さな国ですし、どういう需要があるんでしょう。インドネシアも交通インフラの質が良くない国ですし、東南アジアにやってきた60t超の戦車の将来には正直不安があります。けれども全周の防御力を向上させた2A4SGなどは、上陸する敵軍の脅威にならないことはないはずです。軍が正式に採用したからには何かあるのでしょう。
 彼らがどういった用途で運用され、どう活躍するかは注視していきたいものです。

 IBD社が開発したレオパルト2A4エボリューション、ラインメタル社のMBTレボリューションパックを搭載したレオパルト2A4、トルコ・アセルサン社のレオパルト2 NGなどの一連の2A4の追加パッケージは非常に面白いものなので、また話題にしたいものです。

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