シンガポールのヒョウ ミリタリー 2014年05月23日 長らくブログ更新をサボって、いつも通りだらだら生きております。 最近はシンガポールのレオパルト2A4SGの画像を集めていたので、ちょっと貼ります。 冷戦の終わりに伴う軍縮で大量に余ってしまったレオパルト2A4はいろんな国に輸出され、今も多くの国が使っているのですが、さすがに古い戦車ということもあって近年様々な追加パッケージが開発されています。SGもそのパッケージの一つです。 手前がレオパルト2A4SG、奥がレオパルト2A4です。全体的に横幅がぐっと伸びたことが分かります。重量もオリジナル(55.1t)から5tほど増え、60t程度にはなっていると思われます。 ところでよく90式とレオパルト2A4の砲塔は似ているというのが話題になりますが、こうして上から見るとだいぶ違う感じがしますね。 堂々の横太りと90式顔負けのシンプルな正面装甲が特徴的です。 砲手用サイトという2A4の弱点がどうにもなってないような感じがするのは愛嬌です。 近年はシンガポールやインドネシアにもレオパルト2は売り出されているので、いつか見に行きたいものです。 ところで、画像漁りをしているとなんだか雰囲気の違う2A4SGに出くわします。 シンガポールの記念日に合わせた式典に登場したレオパルト2のようですが、正面装甲の左右両端が少し違う気がします。 大多数が上2枚の画像のようなスキっとしたハンペン顔なのですが、ちらほらこういう車両もあって不思議です。 シンガポールはとても小さな国ですし、どういう需要があるんでしょう。インドネシアも交通インフラの質が良くない国ですし、東南アジアにやってきた60t超の戦車の将来には正直不安があります。けれども全周の防御力を向上させた2A4SGなどは、上陸する敵軍の脅威にならないことはないはずです。軍が正式に採用したからには何かあるのでしょう。 彼らがどういった用途で運用され、どう活躍するかは注視していきたいものです。 IBD社が開発したレオパルト2A4エボリューション、ラインメタル社のMBTレボリューションパックを搭載したレオパルト2A4、トルコ・アセルサン社のレオパルト2 NGなどの一連の2A4の追加パッケージは非常に面白いものなので、また話題にしたいものです。 [1回]PR